箕輪城(みのわじょう)は、群馬県高崎市箕郷町に位置する、河岸段丘上に築かれた平山城です。現在は国の史跡に指定されており、「日本100名城」の一つにも選ばれています。
城の立地は、榛名白川によって形成された自然の高地を活かしており、梯郭式(ていかくしき)の構造を採用。城の主郭は複数の曲輪(くるわ)から成り、西側は榛名白川、南側は榛名沼に面しており、これらが天然の堀として機能し、防御力を高めています。城域の規模は、東西約500メートル、南北約1,100メートルにおよび、約47ヘクタールという広大な面積を誇ります。
城内の建築物の多くは現存していませんが、現在も石垣、土塁、空堀などの主要な防御遺構が残されています。また、一部の城門や馬出し(うまだし)などは復元整備されており、往時の城郭の規模や防御構造を今に伝えています。
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