
萬年商業ビルは、国際的な観光客や若者に人気のあるホットスポット・西門町に位置しています。館内では、流行のファッション、スニーカー、香水、スマートフォン、テレビゲーム、おもちゃ、マンガ雑誌など、ティーンエイジャーに人気の商品が多数販売されています。
ビルの外観は緑を基調としており、三角形の角にあるネオンサインのビル名は複数の階にわたって縦に設置されていて、非常に目を引きます。かつては有名なスケート場「萬年冰宮(バンネンアイスパレス)」があり、ローラースケート専用のリンクとブレードスケート専用のリンクが分かれていました。1970年代にローラースケートブームが終息すると、ビルは一時的にMTV映画館へと転換され、その後、徐々にデパート形式へと発展し、地下1階はグルメ街として整備されました。牛肉麺や麺線(台湾式にゅうめん)の名店など、多くの有名な老舗がここから始まり、のちに他の場所へと店舗を展開しています。
現在、1階は高級輸入アクセサリーを中心に、化粧品カウンターや、お手頃価格のシルバーアクセサリーで知られるECブランド「Bonny & Read」も入居しています。中層階には、流行のファッションやアニメフィギュア、テレビゲーム店が集まっています。4階は欧米や日本からのトイモデルやアニメ関連グッズを専門に扱っており、「東海模型玩具」「愛瑜模型」「雑誌瘋」などの老舗店舗が揃っています。5階には、アミューズメント施設「トム熊(Tom's World)」の台北金萬年支店が入っています。
地下1階はグルメの楽園で、「金園排骨」「老山東牛肉麺」などの人気老舗に加え、甜不辣(台湾式おでん)、店小二(ディエンシャオアル)、青蛙下蛋(タピオカドリンク)、苦茶之家(苦茶の店)などの有名な屋台料理が並び、さらに定食、火鍋、墾丁ステーキ、鉄板焼きなど様々なグルメを楽しむことができます。