
台北地下街(タイペイちかがい)は台北市中正区に位置し、台北駅の地下街システムの重要な一部です。台北駅、MRT路線、周辺の商業エリアを結び、交通の要所であると同時に、ショッピング、レジャー、エンターテインメントが融合した多機能な空間でもあります。台湾でも最大級の地下街の一つとして、国内外の観光客に広く親しまれています。
地下街全体には出入口が28か所あり、南北それぞれに14か所ずつ、すべて「Y」のアルファベットで番号が付けられています。南側のY2出入口は、MRT台北駅のM1出入口と地上への階段を共用しています。東側には中山地下街へ直接つながる通路があり、地上に戻る必要なく移動できます。
館内にはさまざまな店舗が揃っており、ファッション、3C製品(コンピュータ、通信、家電)、文創グッズ、手作り工芸品などが充実しています。特にアニメファンにとっては聖地とも言える場所で、アニメ関連グッズ専門店が多数あり、多くのファンが宝探しや最新商品を求めて訪れます。
毎年8月には「浴衣祭り」が開催され、日本風の装飾が施された会場で浴衣を着る体験ができ、日本風のフォトスポットも多数設置されており、夏の人気イベントの一つとなっています。