
鰲峰山運動公園は、台中市清水区の大肚山台地北側に位置し、元は「清水公園」と呼ばれていました。約60ヘクタールの広大な敷地を持ち、自然生態と多様なスポーツ施設が融合した総合レジャー施設です。園内は地元の有名な観光地「紫雲巌」に隣接しており、休日には多くの家族連れや観光客が訪れる人気スポットとなっています。
公園は静かで空気も清々しく、子供用の遊具広場、自転車競技場、凧揚げ広場、バーベキューエリア、バードウォッチングゾーン、史跡保存区など多彩な施設が整っています。広々とした芝生エリアでは、散歩やボール遊び、凧揚げなどが楽しめ、家族や友人とのバーベキューにも最適です。スポーツと休憩の両方に適した公園です。
中でも自転車競技場は、アジア初の国際規格を備えた競技場で、世界的な自転車ブランド「ジャイアント」の生産拠点のひとつが近隣にあることから、台中が「自転車の町」として知られていることを象徴しています。
バードウォッチングゾーンでは、様々な野鳥のほか、リスやクジャクなどの動物にも出会えることがあり、自然観察を楽しみたい方に人気です。また、「鬼仔洞」と呼ばれる全長約1kmの自然石洞もあり、複雑な地形が探検好きに大変人気のスポットです。
登山道も複数用意されており、様々なレベルのハイキング愛好者に対応しています。気軽に歩けるルートとしては、恋人坂から清雲寺や太子殿を経て、帰りは東山路を通って凧揚げ広場に戻るルートが人気です。より体力に自信のある方には、自転車競技場の裏から山道に入り、柯蔡宗祠の横を通って人工の階段で戻るルートがあります。さらに、地元住民には「神社崎」と呼ばれる階段ルートが人気で、木々が生い茂り緑のトンネルのような道が楽しめます。