台北孔子廟

台北孔子廟

台北孔子廟(たいぺいこうしびょう)、または大龍峒孔廟(だいりゅうどうこうびょう)とも呼ばれるこの廟は、台湾台北市大同区保安里に位置し、有名な大龍峒保安宮の近くにあります。この廟は鹿港出身の辜(こ)家および陳悦記(ちんえつき)家によって土地が寄付され、日本統治時代の1925年に計画が始まりました。元の台北府文廟の代わりとなることを目的としていました。敷地面積は4,000坪(約13,200平方メートル)を超え、1927年に着工し、1939年に完成しました。廟は泉州建築様式で建てられ、王益順(おうえきじゅん)が総工程師を務めました。1990年代には、この建物は台北市の市定古跡に指定されました。

毎年、陽暦の9月28日の教師節(教師の日)には、孔子廟で「秋季釋奠典礼(しゅうきしゃくてんてんれい)」が執り行われます。政府代表が孔子を祭るために参列し、明代の礼制に基づいて再現された「佾舞(いつぶ)」が奉納され、至聖先師・孔子への敬意が表されます。

記事

写真