松山文化創意パーク

松山文化創意パーク

松山文創園區(ソンシャン・カルチュラル・アンド・クリエイティブ・パーク)は、「松菸(ソンイェン)」の通称で親しまれ、台北市信義区に位置する文化、パフォーマンス、クリエイティブ産業を融合させた多機能な施設です。この園区は、1939年に設立され、1998年に生産を停止した「松山煙草工場」の跡地にあります。2001年に台北市政府より第99号市定古跡に指定され、2010年に現在の松山文創園區として正式に再生されました。

戦後、松山煙草工場は敷地内に多くの緑を植え、工場が停止した後は、台北東部最大の緑地として一時期利用されていました。再生と転換を経て、現在では東区を代表する重要な公共アートと文化施設の一つとなり、歴史的な景観を保ちながら、創造的なデザインや展示空間を融合させています。

松山文創園區のほかに、元の煙草工場跡地には「台北文創ビル」や「台北ドーム」も含まれています。これら三つの施設はそれぞれ異なる組織によって運営されています。松山文創園區が歴史的建築の再利用として再生されたのに対し、台北文創ビルおよび台北ドームは、煙草工場の再開発後にBOT(建設・運営・移転)方式によって新たに建設されたものです。

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