番路郷

Cycknc - 自己的作品, CC BY-SA 3.0, 連結

番路郷(ファンルーシャン)は、台湾の嘉義県東部に位置し、嘉義市と阿里山の間にあります。自然の風景と歴史文化が融合した町であり、地理的にも交通の便が良く、生活圏としても嘉義市と一体となっています。北は竹崎郷、東は阿里山郷、西は嘉義市東区、南は中埔郷と大埔郷に接しています。

「番路」という地名は、かつて阿里山に住む鄒(ツォウ)族の部落へ通じる重要な道だったことに由来しています。当初は「番仔路(ばんざいるー)」と呼ばれていましたが、後に簡略化されて「番路」となりました。清朝時代には、漢人と原住民が交易を行う重要な拠点であり、諸羅県(現在の嘉義)と阿里山地域を結ぶ国境の要衝でもありました。

特産物としては、番路郷は柿と干し柿の生産で有名であり、地域農業の大きな特色となっています。秋から冬にかけては、多くの観光客が果物狩りや地元の農産物を楽しみに訪れます。

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