冬山河親水公園（とうざんがしんすいこうえん）は台湾・宜蘭県五結郷に位置し、冬山河に隣接しています。1987年に着工し、1994年6月13日に正式に完成・開園しました。
公園の設計理念は、冬山河の自然な特色を活かし、「水に親しみ、緑を抱く」というコンセプトを掲げています。また、地元の伝統的な建材を広く使用し、素朴さの中に洗練された美しさを兼ね備えた独自のスタイルを演出しています。
園内は冬山河の水域条件を最大限に活用し、水と緑が融合する開放的な空間として設計されています。水辺の施設は観光、レジャー、遊び、教育など多様な機能を備えています。完成後、この親水公園は台湾全土で最も美しく、最も特色があり、最高品質の公共プロジェクトとして高く評価され、来園者数および入場収入においても全国の公営景勝地の中で長年トップの座を保っています。1994年末には、日本の東京流行協会から「1994年東京創作大賞－海外賞」を受賞しました。
現在では、宜蘭県で毎年開催される端午の節句のドラゴンボートレースや国際童玩芸術祭の会場にもなっており、親水公園は台湾を代表する人気観光スポットの一つとして、国内外の観光客に広く親しまれています。
