梅花湖

梅花湖

梅花湖(ばいかこ)は台湾宜蘭県冬山郷得安村に位置し、三方を山に囲まれた自然湖です。湖の周囲には全長約4キロの環湖道路が整備されており、観光客が自転車で湖と山の美しい風景を楽しみながら散策するのに適しています。湖のほとりには自転車のレンタルサービスを提供する店舗も多数あり、便利に利用できます。湖の周辺の山には、道教の総廟「三清宮」があり、信者の参拝や観光客の見学が可能です。

梅花湖はかつて「大埤(だいひ)」と呼ばれ、近くの山中にある小さな湖「小埤(しょうひ)」と対をなしていました。また、「蘭陽十八景」の一つにも数えられ、昔は「鑑湖秋月(かんこしゅうげつ)」と称されていました。故・陳進東県長はこの景観を称えて詩「鑑湖攬勝(かんこらんしょう)」を詠み、「鑑湖」という雅称が後世に伝えられました。1964年、湖の形が五枚の花弁を持つ梅の花に似ていることから、当時の総統・蔣経国によって正式に「梅花湖」と命名されました。

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