西区

草悟道(そうごどう)」は、正式名称を「Calligraphy Greenway(カリグラフィー・グリーンウェイ)」といい、台湾・台中市に位置する帯状の都市空間軸線です。北は国立自然科学博物館から始まり、南は美術園道を経て国立台湾美術館までを結び、自然・文化・生活機能が融合した芸術性と人文的雰囲気を備えた都市緑地を形成しています。

その名の通り、草悟道は「行草書(ぎょうそうしょ)」の流れるような美しさから発想を得ており、空間デザインでは疎と密、動と静のバランスを重視。まるで紙の上で筆が自由に踊るかのような構成が特徴です。

沿道には市民広場勤美誠品緑園道(CMPブロック)、芸術・文化イベントスペース、グルメ街などが点在し、開放的な芝生広場から静かな並木道やアート作品のある空間まで、場所によって異なる雰囲気が楽しめます。それらが一体となり、独自の都市的リズムと美的な流れを創出しています。

英語名称の「Calligraphy Greenway」は、このプロジェクトが持つ書道の筆致のようなリズムと流れを象徴しています。

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