神奈川県は日本の関東地方南西部に位置し、県庁所在地は横浜市です。人口は約920万人で、東京都に次いで日本で2番目に人口の多い都道府県となっています。県域は古代の相模国全域と武蔵国の一部にほぼ相当し、東は東京湾に面して東京都と接し、西は丹沢山地や箱根山を境に山梨県・静岡県と接します。南端には三浦半島が相模湾に突き出し、多彩な地形景観を形成しています。
県内には33の市町村があり、その中で横浜市・川崎市・相模原市の3つの政令指定都市を抱え、神奈川県は全国で唯一「三大政令市」を有する県です。横浜市は人口370万人を超え、日本で最も人口の多い基礎自治体です。県東部の横浜・川崎は京浜工業地帯の重要な一角を成し、近代以降は横浜港の開港を契機に小漁村から国際港湾都市へと発展しました。県央の相模原・厚木・海老名は工業と新興住宅地が中心であり、西部の丹沢・箱根地域は山々が連なり、豊かな自然資源と温泉観光地を擁しています。南部の湘南地域は海岸景観・サーフィン文化・開放的な雰囲気で知られます。
経済面では全国上位の規模を誇り、県内総生産は全国第4位。本社立地数は東京都に次ぎ、長年にわたり転入が転出を上回り続け、その吸引力を示しています。居住は神奈川にありながら東京に通勤する住民も多く、いわゆる「神奈川都民」現象が顕著で、首都圏の衛星都市的性格を持つ地域が多数存在します。
観光資源も豊富で、都市と自然の魅力を併せ持っています。横浜市の「みなとみらい21」の高層ビル群や赤レンガ倉庫、中華街は国際都市の顔を見せます。鎌倉は中世武家政権発祥の地で、鶴岡八幡宮・建長寺・円覚寺などの名刹や禅宗庭園が国の名勝に指定されています。藤沢市の江の島と湘南海岸は夏のレジャーの象徴です。県西部の箱根は温泉と芦ノ湖で全国的に有名で、四季を通じて多くの観光客を集める日本有数の温泉リゾート地です。三浦半島や横須賀は軍港文化と海辺の景観を残し、軍港巡りや海鮮料理と結び付けた新しい観光コースとして注目を集めています。
また、神奈川は文化遺産と近代都市景観を併せ持ちます。横浜の三溪園や山手地区の洋館群は開港以降の異国情緒を示し、小田原市は小田原城や戦国時代の歴史で知られています。県内最高峰の蛭ヶ岳(1,673m)は登山の名所で、丹沢湖・宮ヶ瀬湖・相模湖は水辺のレジャースポットです。